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何かと物議を醸した「LUMIX S9」、触ってみるとイマドキの機能がうれしいフルサイズ機だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/8 ページ)

発表直後から何かと物議を醸したカメラ、パナソニックの「LUMIX S9」が、無事発売された。実際に手に取ってみると、LUTボタンを搭載したりスマホとの連携をより密にしたりと、見た目以上に現代を見つめたカメラだった。

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超コンパクトな高倍率ズームや中望遠マクロも見逃せない

 望遠撮影が多くなりそうなら28-200mm F4.0-7.1 という高倍率ズームレンズのキットもある。これがまた28mmスタートで望遠端がF7.1になっているとはいえ、かなり寄れるし、短いし(約93.4mm)、約413g(レンズフードを含まず)とすごく軽い。


「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」を装着したS9。サイズ感は20-60mmとあまり変わらない

 装着した感じも20-60mmとあまり変わらないので、常用ズームレンズとしてもいいのだ。高倍率ズームでこのコンパクトさはありがたすぎる。


ぶらぶら街を歩いてたら突然目の間に現れたのでつい撮ってしまったのだがこのピンクのオブジェが何なのか、よく覚えてない(28-200mm 77mm 1/100秒 F6.5 ISO160)

望遠端で駅から出て行く列車を200mmで。AF-Cで追いつつ撮影している(28-200mm 200mm 1/250秒 F7.1 ISO640)

 ちなみにこのレンズでクロップズームかハイブリッドズームをかますと400mm相当にまで伸びる。

 今回はもう1本、小型軽量レンズシリーズということで、100mm F2.8 マクロレンズも使ってみた。2023年秋に登場した中望遠マクロレンズでこれがまた約298g(レンズフードなど含まず)と軽くて約82mmと短いのだ。ちなみに、85mm F1.8のレンズよりちょっと軽い。


「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」でマクロ撮影しているの図。レンズフードを外すとほんとにコンパクトで驚く

 これはマクロ用としてもポートレート用としても使えるレンズだ。写りもボケもいい。


ラベンダーの蜜を吸うクマバチ。見た目ほど怖くないので中望遠マクロ向き被写体だ。ディテールまでいい感じに描写してくれた。フォーカスモードはAF-Cで(100mm 1/1000秒 F5.6 ISO500)

中望遠といえばポートレート。絞り開放で撮影(100mm 1/320秒 F2.8 ISO100)

 最後は、S9のウリともいえるリアルタイムLUTの話。

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