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何かと物議を醸した「LUMIX S9」、触ってみるとイマドキの機能がうれしいフルサイズ機だった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(8/8 ページ)
発表直後から何かと物議を醸したカメラ、パナソニックの「LUMIX S9」が、無事発売された。実際に手に取ってみると、LUTボタンを搭載したりスマホとの連携をより密にしたりと、見た目以上に現代を見つめたカメラだった。
S9はすごくイマドキのカメラだなと思う
今、色と階調で写真や映像の個性を出す、作品に自分らしさを加えるのがトレンドなのだなと思う。
S9は、LUTボタンを搭載してリアルタイムLUTをみなに使ってほしいというメッセージを出したし、富士フイルムの「X-T50」はあえてフィルムシミュレーションダイヤルを設けて色や階調の違いを楽しみやすくしたし、ニコンの「Z6III」も「イメージングレシピ」でピクチャーコントロールのバリエーションを用意した。
S9が優れているのは、スマホとの連携を強化し、スマホがあればその場でオリジナルのLUTを作れる点にある。さらにスマホとの連携で、5GHzのWi-Fiに対応するなど(日本では室内でのみ利用可)データ転送の高速化も図っている。
今回は手が回らなかったが、LUMIXなので動画性能も充実。手ブレ補正は「ブースト」にすると画角はかなり狭くなるけど本当にブレないし、動画の設定も非常に細かくできる。
メカシャッターレスやホットシューレス、静止画と動画のバランス、ミニマムでシンプルな小型軽量で四角いデザインながら、LUTボタンを搭載したりスマホとの連携をより密にしたりと、見た目以上に現代を見つめたカメラがLUMIX S9なのだ。
フルサイズ機としては価格も抑えられているので、写真でも動画でもカジュアルに自由に表現して楽しみたい、という人におすすめって感じだ。
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