サイバーエージェントは6月26日、ニトロプラスを子会社化すると発表した。ニトロプラスの株式の72.5%を約167億円で取得する。ニトロプラスの社員構成に変更はないという。
ニトロプラスはシナリオライターの虚淵玄さんや、下倉バイオさん、イラストレーターのなまにくATKさんが所属することで知られるゲーム会社。「沙耶の唄」「刀剣乱舞」などのゲームで知られる他、所属するクリエイターは「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」「仮面ライダー鎧武」など、著名なアニメやエンターテインメント作品に参加している。
子会社化の意図について、ニトロプラスの小坂崇氣社長は「資本協力を図ることでニトロプラスの組織力を強化し、コンテンツ制作により一層注力できる体制を整えることが可能となる。アイデアレベルで止まっていた企画を実現させたり、リソース不足で途中で諦めていたクリエイティブの品質を向上させたりと、これまで抱えていた課題を解決し、様々な目的を成し遂げることができると確信している」と説明している。
【追記:2024年6月26日午後4時】小坂崇氣社長のコメントなど、ニトロプラス公式サイトに掲載されていた情報を追記しました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
自動変形する実物大「ドミネーター」、Cerevoが復刻 アニメ「サイコパス」放送10周年で
Cerevoは8日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する特殊拳銃を実物大で再現した「ドミネーター」を復刻すると発表した。価格は14万8500円。
「まど☆マギ」新作映画「ワルプルギスの廻天」制作決定 スタッフ変わらずファン安堵
アニプレックスは25日、新作映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」を制作発表した。2013年に公開した「新編 叛逆の物語」の正統続編。
「ABEMA」含むメディア事業、初の四半期黒字に サイバーエージェント、24年9月期2Q決算は増収増益
サイバーエージェントは4月24日、2024年9月期第2四半期決算を発表した。連結の売上高は4082億500万円(前年同期比12.4%)、営業利益は273億5500万円(同56.0%)、純利益は98億6600万円(同240.4%)の増収増益となった。2Q単体では、売上高が2151億円(同10.0%増)で過去最高、営業利益は210億円(同12.2%)と8四半期ぶりに200億円を超えたという。
サイバーエージェント、ゲームとアニメのAI研究機関を新設 各制作フローで生成AIの活用法探求
サイバーエージェントは、研究機関「ゲームAI Lab」と「アニメーションAI Lab」を新設すると発表した。
