連載
バッテリー駆動の「ポータブルクーラー」を検証、“真夏日の部屋”はどのくらい冷える?:知らないと損!?業界最前線(1/4 ページ)
近年の猛暑の影響で、エアコンは今や生活必需品だ。そこで今回は、工事不要で使えるスポットクーラーのジャンルに新しく登場した“バッテリー駆動でどこでも使える”山善「コンパクトクーラー」を真夏日の30℃の室内で検証してみた。
梅雨入りが例年より遅かった今年は、まだ多くの地域が梅雨明け前だが、すでに猛暑・酷暑が始まっている。7月初頭の首都圏でも40℃近い暑さを記録。そうなると欠かせないのがエアコンだ。
快適さだけでなく熱中症を防ぐためにも、エアコンは今や生活必需品となっている。しかし、ルームエアコンの利用にはハードルがある。室外機の取り付けが必須なため住宅の構造によっては取り付けられないし、壁に穴を開ける工事も必要だ。
そこでコロナ禍で注目を集めたのが、工事不要で使えるスポットクーラーだ。今回、試したのは、昨年試用したポータブルクーラーと異なり、“バッテリー駆動でどこでも使える”点が特徴。山善の「ELEIN(エレイン)コンパクトクーラー YBC-C04」(以下コンパクトクーラー、実勢価格6万9700円、バッテリー別)だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
工事いらず、4万円の「ポータブルクーラー」で部屋はどのくらい冷やせるか? 検証してみた
室内でも熱中症のリスクがある夏本番。エアコンのない部屋や使えない部屋で重宝するのがスポットクーラーだ。工事不要で使える置き型のエアコンで、エアコンの故障時、交換までに時間がかかるときにも便利。近年広がりを見せているが、本当に実用性があるのかを、実際に使って検証してみた。
Ankerも参戦、モバイルできる「ポータブル冷蔵庫」がいま注目を集めるワケ
ステイホームやアウトドアブームで、近年注目を集めているのがポータブル冷蔵庫だ。もともとはアウトドア利用のニーズが高い製品だったが、リチウムイオンバッテリーの性能向上により進化。電源がない場所でも利用できるようになり、さまざまなメーカーから発売されている。
「大人の流しそうめん」10万台超えのヒット商品に そのクールな仕掛け、開発者に聞いた
夏らしい家電として人気の流しそうめん機。コロナ禍で外出ができなかったこの数年間は、特に販売台数が伸びている。子ども向け、家族向けの流しそうめん機が多いなか、「大人の流しそうめん」シリーズを手掛けるのがドウシシャ。流しそうめん機を担当する川出洋司さんに、大人向け製品の開発経緯を聞いた。
2023年、エアコンのトレンドは「換気」から「節電」へ AI活用の最新技術
気温も上がってきて、夏の暑さ対策を考える時期になった。今回はエアコンの最新事情を解説する。さまざまな値上げを背景に、メーカー各社は節電機能をアピールした新製品を投入。センサーとAIの活用で節電と快適さを両立させたモデルもある。また持ち運びのできるバッテリー式のモデルも発売される。
