巨大ロボ「アーカックス」公式プラモデル登場 形状は「設計データを基にしているので完璧」
ツバメインダストリは9日、搭乗型ロボット「アーカックス」の35分の1スケール・プラモデルを紹介した。
ツバメインダストリ(東京都江戸川区)は7月29日、搭乗型ロボット「アーカックス」の35分の1スケール・プラモデルを改めて紹介した。ピクシブの作品販売サイト「BOOTH」などで販売中。価格は9900円。
3Dプリンターで作った白色レジン製で、頭や腕、腰、ハッチは可動式、脚部はパーツの差し替えによって「ロボットモード」と「ビークルモード」の両方を再現できる。
手の部分はポーズが異なる3種類が付属。この他、ハンドガン、着座したパイロットのモデル、水転写デカールなども同梱した。
ツバメインダストリのCTOで、横浜の動く実物大ガンダムではテクニカルディレクターを務めた石井啓範さんも実際にプラモデルを製作した一人だ。
石井さんは「形状は設計データを基にしているので完璧です。本体が白色なので、実機写真を見ながら各部の色を確認しつつ、全体を1週間かけて塗りこみました。実機を再現してかなり細かいデカールまで揃っているので、全て貼るのは非常に大変な作業でした。塗装してデカールを貼ることでかなり実機に近づき、満足感は大きかったです」とコメントを寄せている。
ツバメインダストリは6月に発表したアーカックスのリース事業において、イベントなどに貸し出す際の物販需要に向け、今回のプラモデルをはじめとする各種アーカックスグッズを用意するとしていた。その後BOOTHなどでプラモデルの販売を始め、現在は初回出荷分が購入者のもとに届き始めているようだ。
アーカックスは、全高4.5m、重量3.5tの搭乗型ロボット。2本の腕と車輪が付いた4本の脚を備え、必要に応じて「ロボットモード」「ビークルモード」に変形できる。2023年にプロトタイプを公開し、同年8月から販売も始めた。価格は約4億円。
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