JR東日本やPASMO協議会、名古屋鉄道など10社・団体は8月5日、「Suica」「PASMO」など9種類の交通系電子マネーの月間利用数が、7月に初めて3億件を突破し、約3億1376万件になった発表した。前年同月比で5.2%伸びたという。
利用数は、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca/マナカ、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんの合計(スルッとKANSAI協議会のPiTaPaは除く)。
交通系ICカードは2013年に全国相互利用サービスを開始した。現在、200万店近くで利用できるという。
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