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「Suica」など交通系ICカードが累計2億枚を突破 発行開始から21年目で
「Suica」で使われている交通系ICカードの累計発行枚数が2億枚に到達したと、JR東日本子会社のJR東日本メカトロニクスが発表した。2000年の発行開始から21年目で達成した。
JR東日本の子会社でICカードの技術開発などを手掛けるJR東日本メカトロニクスは9月16日、「Suica」など交通系ICカードの累計発行枚数が2億枚に到達したと発表した。2000年12月11日のSuica発行開始から21年目で達成した。
JR東日本やJR東日本メカトロニクスは、Suicaに加えて06年12月から「PASMO」も提供している。07年3月には首都圏で、13年3月には全国での相互利用をはじめた。同年1月には累計1億枚を突破。より短い期間で2億枚に到達したことになる。
21年1月には、交通系ICカードの未導入エリアを対象に、地域独自のポイントカードやバスの定期券としても使えるSuica「地域連携ICカード」の発行を開始。3月から宇都宮エリアを中心とした栃木県全域と岩手エリアでサービスを開始しているという。
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