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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/8 ページ)
個人の見解であるが、ソニー「VLOGCAM」シリーズの本命がやってきた、といって過言じゃないと思う。「ZV-E10 II」だ。
左下にある「画面調整」ボタンを押せば、背景ぼかし(絞り値のコントロール)、明るさ(露出補正)、色合い(ホワイトバランス)、クリエイティブルックの4つのボタンが下に現れる。
この4つを平易な言葉で表示してくれるのでカメラに馴れてない人でも感覚的にセットできるのだ。
おまかせオートといいながら、それなりにいじれるわけで、カメラについて詳しく知らなくてもいいよ、というメッセージを感じるモードだ。
今回、縦位置にも対応。縦だとちょっとボタンのバランスがイマイチだけど、縦位置撮影(特に縦位置動画)を撮るときにいい。
コンパクトデジカメ感覚でさくっと撮れるスナップ機かも
カメラとしては実にソニーのミラーレス一眼なので写りは優秀。前モデルに比べてちょっと画素数が増えたセンサーになっているが使っていて違いを感じることはまあないだろう。
VLOGCAMなので、おまかせオートで撮ってみた。
レンズはキットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」。IIとあるように新型になっており、前モデルよりちょっと軽くなった。薄型の電動の沈胴式パンケーキズームという特徴を活かしつつ、AF性能の向上やブリージング補正機能に対応するなど最新のボディに合わせてリニューアルされたものだ。
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