Meta、2019年立ち上げの「Meta Spark」を2025年1月に終了決定
Metaは、2019年に立ち上げたARエフェクト構築プラットフォーム「Meta Spark」を2025年1月に終了すると突然発表した。ユーザーが作成したARエフェクトは終了とともに削除される見込みだ。
米Metaは8月27日(現地時間)、2019年に立ち上げたサードパーティ向けARエフェクト構築プラットフォーム「Meta Spark」の提供を、2025年1月14日に終了すると発表した。「消費者とビジネス顧客の将来のニーズに最もよく応えられると思われる製品を優先するという、Metaのより大規模な取り組みの一環」としている。
Meta Sparkは、Instagramの「ストーリーズ」で使うARカメラエフェクトを誰でも制作・公開できるツールとして提供されてきた。作成されたARエフェクトは、Instagramだけでなく、Facebookなど他のMetaのサービスでも利用可能だ。Metaによると、作成されたARTエフェクトは、何億人ものユーザーに何十億回も使われているという。
Meta Sparkが終了になると、ユーザーが構築したARエフェクトはすべてプラットフォームから削除され、新たなARエフェクトを作成することもできなくなる。コミュニティはアーカイブされ、新たな投稿やコメントはできなくなる。
作成済みのエフェクトはサービス終了までに関連するファイルをすべてダウンロードすれば保存できる。
コミュニティ上には「多数のブランドがARエフェクトの開発に投資してきたのに、それを削除するのか?」「(ARエフェクトがなくなったら)失業してしまう」など、批判的なコメントが多数寄せられている。
Metaは開発者向け年次イベント「Meta Connect」を今年は9月25日から開催の予定だ。例年は多数の開発者がリアルイベントに参加しているが、今年はバーチャルイベントになる。
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