“全自動ルンバ”登場 水拭きパッドの洗浄も自動化 週に一度の水交換で
アイロボットジャパンは29日、“全自動フラグシップ”をうたうロボット掃除機「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash」を発表した。
アイロボットジャパンは8月29日、“全自動フラグシップ”をうたうロボット掃除機「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash」を発表した。価格は19万7800円。サブスクプランなら月額6980円となっている。
「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash」を披露した米iRobotの製品マネージメント担当ディレクター、ウォーレン・フェルナンデズさん(写真=左)とアイロボットジャパンの挽野元社長(写真=右)
室内をマッピングしながら効率的に掃除を行うルンバシリーズ最上位モデル。前方カメラの画像データから80種以上のゴミや障害物を検知し、ゴミの多い場所は念入りに、障害物は避けながら掃除を進める。
本体後部にモップパッドを備え、ゴミの吸引と同時に床の水ぶきも行える。モップパッドは可動式で、じゅうたんやラグマットの前に来ると、パッドを本体上部に持ち上げる。
新しい充電ステーションは、ルンバ本体からのゴミ収集や本体の充電に加え、モップパッドの洗浄と乾燥、自動給水までこなすようになった。ルンバが掃除を終えて戻ってくると、下部のローラーが高速回転し、同時にルンバが前後に動いてパッドの汚れを落とす。洗浄後は送風で乾燥する。
基本的には毎回の掃除が終了した後でパッドを洗浄するが、例えばトイレなど特定の場所を掃除した後、汚れを広げないためにパッド洗浄を挟むといった設定も可能だという。
充電ステーションには約3Lの給水タンクの他、汚水をためる約2.5Lの排水タンクがある。同社によると給水や汚水の処理は7日間に1度程度でいいという。
秋にはスマートホームの標準規格「Matter」に対応する予定。同社は「この秋から、新製品をはじめ、順次Matterに準拠することでApple Homeに対応する」としている。
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