Snapの新ARメガネ「Spectacles」、開発者に提供開始
Snapは3年ぶりに「Spectacles」の第5世代を発表した。ARメガネとしては2代目。開発者向けに月額99ドルで提供を開始した。既にLEGOやNianticが対応アプリを開発している。
米Snapは9月17日(現地時間)、第5世代になるメガネ型端末「Spectacles」を発表した。先代の発表から3年以上経っており、解像度などが改善されている。
ARメガネとしては2代目になる新モデルは、先代より視野が広くなり、バッテリー寿命も30分から45分に伸びた。
米国の開発者向けに月額99ドルで提供する。開発者は独自開発環境「Lens Studio」でSpectacles向けのアプリ(Lens)を開発できる。一般への販売については不明だ。
プロセッサは米QualcommのSnapdragonを2基搭載(詳細は非公表)し、OSは独自の「Snap OS」。
ハンドトラッキング機能があり、Snap OSの操作は片手に写した画面をもう片方の手で操作する。
Snapは米OpenAIと提携しており、開発者はGPT-4o APIを使って多くのコンテキストを提供できるようになるという。
既に数社がLensアプリを構築している。例えばLEGOはARのブロックを組み立てる「BRICKTACULAR」というゲームを紹介した。米Nianticは「Peridot」のLens版を提供する計画だ。
Snapは同日公開したSpectaclesの紹介動画で、米Appleの「Apple Vision」や米Metaの「Quest」シリーズのような顔を覆うタイプのヘッドセットを批判している。Spectaclesは半透明のレンズでユーザーの目が見えるが、本体のサイズはまだかなり大きい。
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