Googleの「NotebookLM」、YouTube動画の概要生成も可能に
Googleは、「Gemini 1.5 Pro」搭載のメモアプリ「NotebookLM」のソースとして、YouTube動画とオーディオファイルを追加できるようにした。文字起こしが50万語未満のYouTube動画であれば、テキストで概要にまとめられる。
米Googleは9月26日(現地時間)、「Gemini 1.5 Pro」搭載のメモアプリ「NotebookLM」のソース(情報源)として、YouTubeのURLとオーディオファイル(MP3、WAVなど)を追加できるようにしたと発表した。
NotebookLMは、ユーザーが選択したソースだけに基づいて、事実の要約、複雑なアイデアの説明、新しいつながりのブレインストーミングを行うことができる「仮想リサーチアシスタント」。日本でも日本語で利用できる。
これまで、ソースとしてGoogleドライブ、PDF、テキストファイル、コピーされたテキスト、Webサイト(URL)を追加できた。
ソースを選択する画面にYouTubeのリンクとAudio(e.g. mp3)が表示されるようになった。
YouTube動画からインポートされるのは、文字起こしのみ。音声のない動画は対象外だ。文字起こしが50万語未満であれば、動画の長さの制限はない。
YouTubeもオーディオファイルも日本語を含む多数の言語に対応する。
また、12日に発表した「Audio Overview」を共有できるようになった。画面右上に追加された「共有」ボタンをクリックして共有先のアドレスを追加する。Googleドキュメントなどの共有方法と同じだ。
NotebookLMは、WebサイトにGoogleアカウントでログインすることで利用できる。アカウントの言語設定を日本語にしておけば、英語のソースの内容も日本語で概要にまとめてくれる。
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