ニュース
小学校の課外活動で「体温を見える化するシール(仮称)」の実証 熱中症対策に TOPPANとファンケル
TOPPANとファンケルは27日、横浜市内の小学校2校で「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を行うと発表した。
TOPPAN(東京都文京区)とファンケル(神奈川県横浜市)は9月27日、横浜市内の小学校2校で「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を行うと発表した。児童の熱中症対策に役立てる考え。
運動会の練習や社会科見学といった課外活動の際、温度によって色が変わるシールを児童の腕に貼り、本人や教員が確認できるようにする。TOPPANのフィルム成膜技術を用いたシールは伸縮性があり、運動時にも使いやすいという。
環境省と文部科学省が作成した「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」によると、教育現場の熱中症事故は毎年5000件程度発生しているという。TOPPANは「今までは感覚的に判断するしかなかった体温上昇を、色の変化で客観的に確認できる」としている。
シールは2025年度中の商品化を目指している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「熱中症警戒アラート」、今年はすでに1722回 3年前の2.8倍に
環境省の集計によると、9月25日までに全国で発表された「熱中症警戒アラート」は1722回と本格運用が始まった2021年の約2.8倍となっていることが分かった。
今年の夏が厳しいのは警戒レベルの日が「多い」から 「暑さ対策」検索数は4年前の5倍超に LINEヤフー調べ
LINEヤフーは25日、今年の夏の暑さを厳しく感じる理由をビッグデータで分析した結果を発表した。今年6〜8月に「Yahoo!検索」で「暑さ対策」を調べた人の数は、2020年の同時期に比べて約5.1倍に増えていた。
エアコンが故障? 自分で取り付けOKの「窓用エアコン」という選択肢 近年は静音化でユーザー満足度も向上
35℃を超えるような猛暑が続く中、欠かせないのがエアコン。そしてエアコンが故障した場合には、修理までの時間がかかったり、買い換えても設置までに10日以上かかる場合がある。そこで今回は、自分で取り付けられる窓用エアコンという選択肢を紹介したい。
猛暑で“熱中症保険”加入者急増 PayPay「熱中症お見舞い金」過去最速10万人に
連日の猛暑により、PayPayほけんが提供する熱中症保険「熱中症お見舞い金」の加入者数が急増している。
2万円ちょっとの「水冷式マット」はどこまで冷える? 熱帯夜はしのげる? 検証してみた
夜間でも熱中症になる場合もあるため、エアコンは朝までつけっぱなしがおすすめ。でも、涼しくて電気代が安い手段があるとしたら?(あるとは言ってない)今回は、そんな可能性を模索するお話です。

