YouTubeに再生速度微調整やスリープタイマーなど多数の新機能
Google傘下のYouTubeは、複数の新機能を発表した。再生速度を0.05刻みで調整できるようになった。スリープタイマーやプレイリストの新機能も追加される。
米Google傘下のYouTubeは10月15日(現地時間)、複数の新機能を発表した。これらは、Web、モバイル、テレビ、YouTube Musicに展開していく。既に使えるものも、「展開していく」ものも含まれる。
再生速度の微調整が可能に
0.05刻みで再生速度を調整できるようになった。速度範囲は従来通り0.25倍から2倍までだが、これまでは8段階からしか選べなかった速度を、0.05刻みで、例えば1.8倍速などと指定できる。
プレーヤーの設定アイコン(歯車アイコン)→[再生速度]で表示されるパネル右上に表示されるようになった「カスタム」をクリック(タップ)し、表示されるパネルのスライドバーで調整する。
1度設定した速度は次に別の動画を再生するときにも反映される。
サイズ変更可能なミニプレーヤー
ミニプレーヤーは、YouTubeをブラウジングしながら動画の視聴を続けられる機能。モバイルアプリで、ミニプレーヤーのサイズと表示位置を変更可能になる。
スリープタイマー
モバイルアプリで、特定の時間後に動画を自動的に一時停止するタイマーを設定できるようになる。プレーヤーの設定アイコンで表示されるメニューに「スリープタイマー」が表示されるようになり、これをタップして自動的に一時停止させるまでの時間を設定する。
動画が一時停止すると、サイレント通知が届くので、まだ起きていて視聴を続けたい場合はタイマーをリセットする。
プレイリストの新機能
プレイリストの共有が可能になる。リンクで共有するか、“近日中に”Androidテレビで利用可能になるQRコードを使い、プレイリストに動画を追加できる。
また、写真を使ってプレイリストのサムネイルをデザインできるようになる。「AIで作成」機能を使って、AIにサムネイルを生成させることも可能になる。
プレイリストの動画への投票機能も追加される。クリエイターはこの機能で、視聴者に好きな動画をランク付けしてもらうこともできる。
視聴者がチャンネルで獲得するバッジ機能
バッジは、視聴者がチャンネルで特定の行動や成果を達成すると獲得できるもので、YouTubeとYouTube Musicのモバイルアプリで展開される予定だ。
例えばチャンネル初の有料メンバーになったり、クイズに正解したりすると、獲得でき、タブで確認できる。
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