AWS、コンソールの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」正式リリース
米Amazon Web Services(AWS)は、AWSコンソールでの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」の正式リリースを発表しました。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、コンソールの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」正式リリース」(2024年10月16日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、AWSコンソールでの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」の正式リリースを発表しました。
AWSコンソールの操作をコードに変換
AWS Console-to-Codeを利用することでAWSコンソールで操作した内容を記録し、コマンドラインで実行できるコードを生成してくれます。さらに生成AIのAmazon Qによって数クリックで AWS CloudFormationのテンプレートやAWS Cloud Development Kit(AWS CDK)を用いたTypeScriptやPython、Javaコードも生成されます。
これによりAWSコンソールでの操作を保存しておいて確実に再現できるだけでなく、コードをカスタマイズして別の環境で再利用することなどが容易になります。
また、コマンドラインから操作する際の学習やAWS CDKを用いたコードのプロトタイピングなどにも役立つでしょう。
現時点ではAmazon EC2、Amazon RDS、Amazon VPCに対応
ただし現時点で対応するAWSのサービスは、Amazon EC2、Amazon Relational Database Service(RDS)、Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)の3つです。
下記は「Convert AWS console actions to reusable code with AWS Console-to-Code, now generally available」からの引用です。
AWS Console-to-Codeの利用はAmazon EC2コンソールの右側にある「AWS Console-to-Codeウィジェット」をクリックし、画面下にある「Start recording」をクリックすると操作の記録を開始します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AWS、マネジメントコンソールへのrootでのサインインは多要素認証が必須に 2024年半ばから
米AWSは、セキュリティの強化の一環として、AWS Organizations管理アカウントのrootユーザーでマネジメントコンソールにサインインする場合、2024年半ばから多要素認証を必須にする方針を明かした。
AWS Backupに新機能 EC2インスタンスをEBSごとバックアップ/リストア可能に クロスリージョンにも対応
AWSが、バックアップの運用を一元化し、集中管理できるマネージドサービス「AWS Backup」の新機能を発表。EC2インスタンスを丸ごとバックアップ/リストアできる機能などが含まれる。堅牢な企業向けシステムをAWSで構築しようとするときに重宝する機能だといえそうだ。
「Amazon Red Hat OpenShift」発表 AWSがRed Hat OpenShiftのマネージドサービスを提供へ
米Amazon Web Services(AWS)と米Red Hatが提携を強化。Red Hat OpenShiftのマネージドサービスをAWS上で提供する「Amazon Red Hat OpenShift」を発表した。今年後半に提供を始める予定だ。
AWS、Amazon S3やEFSを爆速にする「Amazon File Cache」発表 複数のストレージを単一のファイルビューでアクセス可能に
米AWSが、ファイルベースのキャッシュ「Amazon File Cache」を発表。「Amazon S3」や「Amazon EBS」といったストレージへのアクセスを高速化できるという。それぞれのストレージをまとめた単一のファイルビューも提供する。
AWS、OSSだけで構成される「Open Distro for Elasticsearch」公開 「Elasticsearchのコードにはプロプライエタリが混在している」
AWSが、オープンソースの高速な検索エンジンとして活用されている「Elasticsearch」の独自ディストリビューション「Open Distro for Elasticsearch」を公開。
