10月28日(米国時間)に配信スタートした「iOS 18.1」で、iPhoneに通話音声を録音できる機能が加わった。
「iOS 18.1」にアップデートした端末なら、通話中の画面の左上に、縦線と二重丸のアイコンが表示される。
アイコンをタップすると通話録音の案内が表示され、「続ける」をタップ。すると、「この通話は録音されます」という自動音声が流れた後、録音がスタートする。相手にも録音を断ることで、無断で録音できないよう配慮されている。
録音された音声は、「メモ」アプリで確認可能。通話を切ると「メモ」アプリから通知が届く。
「Apple Intelligence」(日本では2025年に対応予定)を使えば、音声の文字起こしをしたり、内容を要約したりすることもできるようになる。
通話録音機能はデフォルトで利用可能になっているが、「電話」アプリの設定からオフにすれば、利用できない状態に切り替えることもできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
生成AI「Apple Intelligence」米国で開始 写真や文章のAI編集機能が無料で
米AppleがiPhone・iPad・Mac向けの生成AI機能「Apple Intelligence」の提供を開始した。各OS向けに無料のソフトウェアアップデートを配信しており、英語で利用可能。日本語には未対応だが、デバイスとSiriの言語を「英語(米国)」に設定すれば日本でも英語での利用はできる。
日本で「Apple Intelligence」を使う方法 英語設定なら試せる
「Apple Intelligence」のβ版の提供が英語版で始まった。日本での対応は2025年の予定だが、現時点でもデバイスとSiriを米国英語に設定すれば利用できるようになる。
iPhoneの目玉機能なのに日本は“お預け” 「AppleのAI」が抱えるジレンマとは
新iPhoneである「iPhone 16シリーズ」は、米Appleのオンデバイス生成AIである「Apple Intelligence」にフォーカスした製品になった。ただ、「個人向けのパーソナルAI」的な要素には。「十分な機能が提供できるのか」「期待通りの賢いAIを提供できるのか」という懸念も存在する。アップルはそこにどう応えようとしているのだろうか。



