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SCSK、ネットワンシステムズにTOB 約3600億円で
住友商事傘下のシステムインテグレーターSCSKが、ネットワーク領域に特化したシステムインテグレーターのネットワンシステムズに対し、完全子会社化とその後の合併を目的とした株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。
住友商事傘下のシステムインテグレーターSCSKは11月6日、ネットワーク領域に特化したシステムインテグレーターのネットワンシステムズに対し、完全子会社化とその後の合併を目的とした株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。7日から12月18日にかけて行う予定で、取得金額は約3600億円。ネットワンシステムズは賛同の意思を示している。
完全子会社化の完了後、2026年4月を期日とした両社の合併を検討する方針。経営統合により、短期的には相互の送客や技術的な連携、中長期的には生成AIを活用した新事業や、製造業・金融業などをターゲットとした新サービスの展開も期待する。
ネットワンシステムズによれば、同社は買収後「公開買付者によれば、取引完了後、当社は公開買付者グループの中核的事業の一つを担う主要グループ会社となるとのこと」としている。
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