ニコン「Z50II」はなんだか“ちょうどいい”デジ一眼 価格も手頃なスタンダード機の実力は？：荻窪圭のデジカメレビュープラス（2/8 ページ）

デザインや性能に凝りすぎず、グリップもしっかりしていて構えやすく、価格も手頃で、最新の技術や機能がほどよく搭載されている。それがニコンの「Z50II」である。

[荻窪圭，ITmedia]

　一つは背面モニター。Z50は180度下に向いて自撮りもできるチルト式だったが、Z50IIは一般的なバリアングルモニターに。これはまあ昨今よくあることだ。

背面モニターはバリアングルとなった

　三脚を使って自撮りをすることを考えるとこの方がいい。

モニターを自撮りモードにすると、画面にセルフタイマーと露出補正のボタンが現れる

　二つ目は背面。Z50では拡大縮小やDISPボタンがモニター上のタッチ操作になっていたが、他のZシリーズ同様、独立したボタンになった。ドライブモードボタンがついたのも変更点だ。

背面から。Z50に比べ物理ボタンが増え、他のZシリーズに近い構成になった

　三つ目は上面。新たに「ピクチャーコントロールボタン」が設置されたのだ。

上面から。ピクチャーコントロールボタンが増えている

　パナソニックの「リアルタイムLUT」ボタンや、富士フイルムの「フィルムシミュレーション」ダイヤルなど気軽に画作りを変えて楽しむのが昨今のトレンドになりつつあり、Z50IIもそれに応じた格好だ。