SWITCHBOT、シーリングライトの“落下”で調査報告 補強用プレートを無償配布へ
SWITCHBOTは、X上で複数のユーザーから報告があったシーリングライトの破損・落下について調査結果を公表した。ユーザーには補強用のプレートを無償配布する。
中国発IoT機器メーカーの日本支社・SWITCHBOT(東京都渋谷区)は、X上で複数のユーザーから報告があったシーリングライトの破損・落下について調査結果を公表し、該当製品のユーザーに補強用のプレートを無償配布すると発表した。
対象製品は、2022年に発売した8畳用LEDシーリングライト「SwitchBotシーリングライト プロ8畳」(型番:W2612220、W2612221)のうち、22年9月から23年10月に販売したもの。
落下の原因について同社は「高温環境下での使用、輸送時など振動の影響により、本体基盤とシェードを固定する部品に不良が発生しシーリングライトの落下に繋がったと確認」したという。件数は「極少数」として具体的な数字は明かしていない。
なお、23年10月以後に製造した製品では固定部品の改善や輸送箱内部の梱包方法の変更が行われており、調査でも落下事故は確認されなかったとしている。
無償配布する補強用プレートは金属製で、ライト本体の中央部に取り付けると、本体を下から支える構造になる。対象製品のユーザーは、専用ページで製品の「BLE MAC」(シリアルナンバーに相当)を入力し、対象製品であるか確認した後に申請する手順だ。
問題のシーリングライトを巡っては、9月以降にX上で「落下した」という内容の投稿が相次ぎ、SWITCHBOTは公式Xアカウントで「写真のみでは原因の特定が難しいため、製品を回収し、詳しく調べた上で回答する」としていた。
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