個人向け「Microsoft 365」にCopilot統合で30〜40%値上げ
Microsoftは個人向け「Microsoft 365」(PersonalおよびFamily)にCopilotを統合し、サブスクリプション料を値上げした。日本では6400円値上げされ、Personalは年額2万1300円に、Familyは年額2万7400円になった(いずれも年額プランの場合)。
米Microsoftは1月16日(現地時間)、個人向け「Microsoft 365」(PersonalおよびFamily)にCopilotを統合し、サブスクリプション料を値上げすると発表した。既に新価格になっており、日本では6400円値上げされ、Personalは年額2万1300円に、Familyは年額2万7400円になった(いずれも年額プランの場合)。
これまでは、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリ内でCopilotを利用するには、昨年1月に提供を開始した「Copilot Pro」を月額3200円で購入する必要があった。これが従量制で使えるようになることと引き換えの値上げだ。
既に新価格が適用されている。既存ユーザーは次回の更新で新価格になるが、期間限定でCopilotを使えないが料金据え置きの「クラシック」プランを選択することもできる(関連サポートページ)。
新プランにはWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Forms、OneNote、Designer、メモ帳、写真、ペイントなどでCopilotを使うための「AIクレジット」が毎月60個含まれている。これらのプランでは月に60回しかCopilotを使えず、それ以上使いたい場合はCopilot Proサブスクリプションが必要だ。1カ月に60回を使い切らなかった場合、繰越はできない。
Copilotを使わない場合はオプトアウトすることもできるが、それでサブスクリプション価格が下がるわけではない。
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