連載
とんがり頭の「OM-3」登場 フィルム時代を彷彿とさせるボディにフラグシップと同じセンサー搭載:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)
OMデジタルソリューションズは6日、「OM-1」と「OM-5」の中間に当たるミドルハイエンド機「OM-3」を発表した。OMらしいクラシカルなデザインだ。
頑丈さと高性能とデザインが並び立つOM-3
OM-3と同時に3本のレンズがリニューアルされた。スナップに向いた「M.ZUIKO DIGITL 17mm F1.8 II」と「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」。そして手ブレ補正機能を強化した望遠ズームの「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II」だ。単焦点レンズ2本はOM-3によく似合う。
OMDSはOM SYSTEMのブランドサイトをリニューアルし、シリーズに共通する強力な手ブレ補正と防塵防滴性能をアピールすべく「冒険」を前面に押し出してきた。アウトドアフィールドに持ち出すカメラという位置づけだ。
OM-3はそれとは少しテイストが異なる、どちらかというとスナップ撮影を楽しむカメラであるが、中身はOM-1 Mark IIとほぼ同じという高性能仕様なのが素晴らしい点だ。防塵防滴もハイレベルなので街中でも映えるデザインだし、過酷なアウトドアでの撮影でも使える本格的なカメラと考えていいだろう。
なお、価格はOM-1 Mark IIより少し安く、市場想定価格はボディのみで約26万4000円。12-45mm F4.0 PROのレンズキットが約29万7000円。3月1日に発売予定だ。今から楽しみである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
超初心者向けの“RAW現像入門”的な話
デジカメでの「現像」ってなんや? 「RAW」ってよく分からない──そんな人達に向けて、今回は噛み砕いて話をしてみたい。
デジタル一眼とスマホカメラの“現在地” いろいろなシチュエーションで比較してみた
ここ1〜2年のスマホカメラの画質には目を見張るものがありますな。デジカメとスマホカメラの両方をレビューしている身として、いろいろと感じることもあるのであえて比較してみた。
今年はどんなデジカメが出てくる? 価格高騰の今だから期待したい“後継機”
2024年のデジカメ界は“一番上”と“一番下”に注目したい年だった。それを踏まえて、今年はどんなカメラが登場するか、ちょいと考えてみたい。
ソニー「α1 II」はさすがのフラッグシップ機だった 全部入り&快適操作の“プロ仕様”を堪能
まさに全部入りフラッグシップでしたよ、「α1 II」は。
“空飛ぶカメラ”ってどう? 自撮りミニドローンを試して分かったその面白さとハードルの高さ
24年春に発売されて話題になった中国Zero Zero Roboticsの「HOVER AIR X1 smart」を試した。面白いけど価格と飛行場所のハードルが高いかな。
