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音楽業界公式の転売サービス「チケトレ」、6月末で終了へ 開始から8年で幕引き
ぴあは、音楽関連3団体公認のチケット転売サービス「チケトレ」を6月30日に終了すると発表した。
ぴあは2月17日、音楽関連3団体公認のチケットリセールサービス「チケトレ」を6月30日に終了すると発表した。終了の理由は明らかにしていない。
6月30日までに開催の公演チケットは取引できる。出品受付は6月20日まで、購入申込は23日まで。
チケットの売上金は、公演日の4日後に運営事務局が振込み手続きを行い、その後3〜4日以内にユーザー指定の登録口座へ入金する。期日までに入金処理が完了しない場合、7月末までに問い合わせるよう呼びかけている。8月以降はマイページへのログイン・取引履歴の閲覧など全機能が利用できなくなる。
チケトレは2017年6月に開始。日本音楽制作者連盟、日本音楽事業者協会、コンサートプロモーターズ協会公認のチケットリセールサービスで、購入済みチケットを定価で売買できる。高額転売対策として評価する声もある一方、出品・購入手数料がチケット価格の10%以上に加え、別途決済手数料などがかかる場合もあり「手数料が高すぎる」といった声も上がっていた。
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