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転売対策か──「薬屋のひとりごと」コラボお薬手帳は“増刷”へ 薬剤師会も声明
アニメ「薬屋のひとりごと」製作委員会は6日、日本薬剤師会とコラボした「お薬手帳」を増刷すると発表した。
アニメ「薬屋のひとりごと」製作委員会は3月6日、日本薬剤師会とコラボした「お薬手帳」を増刷すると発表した。フリマサイトなどで高額転売されていたためで、転売対策とみられる。
製作委員会によると、日本薬剤師会と協議した上で「コラボお薬手帳が多くの皆さまに適切に届くよう」にと増刷を決めたとしている。増刷により、コラボお薬手帳の希少性を薄める効果も期待できる。
一方の日本薬剤師会は6日、コラボお薬手帳およびポスターの「適正な取り扱いについて」という声明を発表。「本企画は、かかりつけ薬剤師・薬局の推進とお薬手帳の重要性を広く国民の皆様に啓発することを目的としている」として、適切な取り扱いを呼び掛けた。
具体的には、ポスターは掲示のみ、お薬手帳は裏表紙の「かかりつけ薬局名」欄に薬局の押印を行った上で、処方箋による調剤を行った来局者に一人1冊のみ配布することを求めている。いずれも販売は不可だ。
コラボお薬手帳は、主人公・猫猫(マオマオ)の描き下ろしイラストを使用したもので、当初113万部を制作した。しかし配布開始後にメルカリなどのフリマサイトに多数出品され、1冊数千円という高値で取引されていたことが分かっている。
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