速報
ルンバのiRobot、「企業として存続できるか大きな疑問」
ロボット掃除機の「ルンバ」で知られるiRobotは、今後12カ月以内に事業を閉鎖する可能性があると警告した。新製品を発表したばかりだが、負債を返済する手段が見つからなければ企業として存続できなくなるとしている。
ロボット掃除機の「ルンバ」で知られる米iRobotは3月12日(現地時間)、投資家に対し、負債の借り換えまたは買い手が見つからない限り、今後12カ月以内に事業を閉鎖する可能性があると警告した。
発表文には、「消費者の需要、競争、マクロ経済状況、関税政策」により、新製品ラインが成功する可能性は十分にあるが、それでも負債を返済する他の手段が見つからないと、12カ月以上事業を継続できない可能性があるとある。
iRobotは前日に、一連の新 床掃除ロボットシリーズを発表したばかりだ。
財務報告書によると、同社は多額の負債を抱えている。
中国の競合メーカーが追い上げる中、米Amazonが2022年にiRobotの買収を発表したが、規制当局の承認が得られず、2024年に断念した。その後、多数の従業員を解雇している。
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