「ポケGO」のNiantic買収のScopely、「ゲームは変わらない体験として残る」
Nianticを買収するScopelyは、コミュニティへのメッセージで、「Pokemon GO」などのゲームは「これまでと変わらない体験として残るという最も重要なことを知っていただきたい」と語った。
「Pokemon GO」などの位置情報ゲームを運営する米Nianticを買収すると発表した米Scopelyは3月12日(現地時間)、Nianticのゲームプレイヤーコミュニティへのメッセージの中で、「皆さんが楽しんでいるゲームは、これまでと変わらない体験として残るという最も重要なことを知っていただきたいと思います」と語った。
Scopelyは2011年創業の米カリフォルニア州に拠点を置く非公開のゲーム企業。代表作は、ボードゲーム「モノポリー」をベースにしたソーシャルモバイルゲーム「MONOPOLY GO!」やアクション&アドベンチャーゲームの「Stumble Guys」など。
Scopelyは、2023年にサウジアラビアのリヤドに拠点を置くゲームおよびeスポーツを手掛けるSavvy Games Groupに買収された。
Savvyはサウジアラビアの公共投資基金で設立されており、サウジアラビア国内外でのゲーム産業の成長と発展を推進することを目的としている。複数のゲーム企業を子会社に持つ他、任天堂やカプコンなどの日本企業を含む、世界の主要なゲーム企業への投資も行っている。
Niantic創業者のジョン・ハンケ氏が立ち上げる新企業Niantic Spatialも支援する。
Scopelyは、「Pokemon GO」「Pikmin Bloom」「Monster Hunter Now」の魔法が「これまでと同じ情熱で継続されることを保証することにコミットしています」という。買収完了後も、Nianticのゲームチームは、長年のリーダーである河合敬一氏とエド・ウー氏の下、Scopelyでアプリとライブイベントの開発と運営を継続する。
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