ニュース
Crunchyrollとアニプレックス、アニメプロデュース新会社 「良質な作品を世界に」
アニプレックスとCrunchyrollは、Crunchyrollのストリーミングサービス向けたアニメ作品の企画プロデュースを手掛ける新会社HAYATEを設立した。
ソニーグループの2社・アニプレックスと米Crunchyrollは3月17日、Crunchyrollのストリーミングサービス向けたアニメ作品の企画プロデュースを手掛ける新会社HAYATEを、共同出資で設立したと発表した。
新会社の会長はアニプレックスの三宅将典氏が、社長は渡邊怜央氏務める。従業員は、アニプレックスとCrunchyrollの社員で構成する。
クリエイターやスタジオとのパートナーシップを通じてアニプレックスが培ってきたプロデュースノウハウと、Crunchyrollの開発・マーケティングや配信における知見を掛け合わせることで、「世界に向けた良質な作品を生み出していく」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「アニメは世界に通用する」──ソニー、長期ビジョンの注力分野にアニメ 制作ソフトも開発中
ソニーグループの経営方針説明会で注目を集めたのは、同社のアニメ戦略だった。IP創出の取り組みとして注力していくことを表明。開発中のアニメ制作ソフト「AnimeCanvas」も紹介した。
日本の“お株”が奪われる?――躍進する「中国産アニメ」のいま 国内勢はどう立ち向かうべきか
中国産アニメの存在感が高まっている。象徴的な出来事としては、2025年4月改編の「日アサ」新番組として、中国配信大手bilibiliとアニプレックスがタッグを組んだ「TO BE HERO X」が予定されていることだろう。現在「ワンピース」が放送されているフジテレビの同放送枠に、中国アニメが収まるというのは業界内でも一定のインパクトをもって受け止められている。
巨大エンタメ企業に潜んでいた“死角”――ソニーのKADOKAWA買収は外資牽制の一手になるか
11月19日に飛び込んできたソニーによるKADOKAWAの買収観測報道。KADOKAWAの資本政策の推移を見ると、今回の買収報道から日本のエンタメ企業が抱える共通の課題も見えてくる。今回は、長くアニメ産業をウォッチしつづけている、アニメーションビジネスジャーナルを運営する数土直志氏に詳しく話を聞いた。
