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「OM-3」は予想以上に“OM”だった? 半世紀前のカメラにそっくりなレトロボディ+最新機能という魅力:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/8 ページ)
OM SYSTEMの「OM-3」。めっちゃトラディショナルなフィルム一眼レフのスタイルで登場である。
ボディが横長になった理由は、薄くてグリップ部の出っ張りがないボディに、OM-1と同じ大きなバッテリーを搭載するためのようだ。確かに、よくこの薄いボディにこのバッテリーを入れたもんだと思う。
上位機種と同じバッテリーを使えるのは大変ありがたい。もちろんUSB Type-C端子を搭載しており(OM-5はmicroUSBだったからね)本体内充電できる。
ガチでフィールドワークに持ち出したり超望遠ズームで鳥を撮ったりしたいときは上位機種を、スナップ撮影メインで機材をシンプルにおさめたいときはOM-3をって使い分けもしやすい。
クリエイティブダイヤルを搭載
と、フィルム時代を受け継ぐボディにOM-1 Mark II相当の撮影性能を持ちつつ、EVF性能がOM-5と同じだったり、メディアスロットがシングルであることなど一部OM-5仕様の点もあるOM-3。
そしてOM-1やOM-5にはないダイヤルが一つついた。「クリエイティブダイヤル」である。
実はこれ、OM-3が初めてではなく、かつてPENシリーズの最上位モデル「PEN-F」で採用した機能が復活したのだ。
昨今の画作り(ルックとかカラープロファイルとか)で写真に個性を出そうという流れを取り入れたのだろう。
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