「未来型セブン-イレブン」、大阪・関西万博に2店舗オープン 発電床にロボット接客など
セブン‐イレブン・ジャパンは2日、大阪・関西万博会場内に“未来型店舗”を開店すると発表した。
セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区)は4月2日、大阪・関西万博会場内に“未来型店舗”を開店すると発表した。「西ゲート店」と「ウォータープラザ店」を万博開幕日(13日)の午前9時にオープンする。
未来型店舗では、人が踏んだ振動を電気に変換する発電床を一部に設置し、水素で発電した電気を使用して「セブンカフェ スムージー」のマシンを動かすなど環境に配慮した。冷蔵ケースや冷凍機には、日立グローバルライフソリューションズと富士電機、ダイキン工業が共同開発した環境負荷の少ない次世代冷媒「R-474B」を使用する。
接客も新しい。ANAホールディングス発のロボットスタートアップ、avatarin(アバターイン、東京都中央区)の「newme(ニューミー)」を使い、セブン-イレブンの従業員がNTTパビリオンルームから遠隔操作するという。newmeはディスプレイ部に顔が表示されるのが特長のため「まるで直接会話しているような接客を実現」するとしている。
従業員が身に着けるのは、万博会場限定の再生ユニフォームだ。このユニフォームは、古くなったユニフォーム(4%以上)と回収されたペットボトル(96%未満)を使用して作ったというもの。デザインはファッションデザイナーの中田優也さんが担当し、アートディレクターの佐藤可士和さんが監修した。
この他にも、わずかな光(200ルクス)で発電して商品価格を表示し続けるプライス、リユースの太陽光パネルなども採用した。セブン-イレブン・ジャパンは、利用者に「利便性とワクワク感の両方を提供する」としている。
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