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Amazon、低軌道衛星ネット「Project Kuiper」の初運用衛星打ち上げへ
Amazonは、低軌道衛星インターネット「Project Kuiper」の初の運用衛星を4月9日に打ち上げると発表した。United Launch Alliance(ULA)のロケット「Atlas V」で27基打ち上げる。今年後半にはサービス提供を開始する予定だ。
米Amazonは4月2日(現地時間)、低軌道衛星インターネット「Project Kuiper」の初の運用衛星を9日午後12時にフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げると発表した。米United Launch Alliance(ULA)のロケット「Atlas V」が、27基の衛星を打ち上げる。なお、打ち上げはULAのWebサイトでライブ配信される予定だ。
Project Kuiperは、Amazonが2019年に発表した衛星インターネットの取り組みで、目指すのは3000基以上の衛星群によるブロードバンドインターネットの提供だ。
同社は2023年10月にプロトタイプ衛星2基を打ち上げ、2024年に運用衛星を打ち上げる予定だったが、延期されていた。
Amazonは、「今年後半にはサービス提供を開始する予定だ。第一世代の衛星システムには、3200基を超える低軌道衛星が含まれる」としている。
今後数年間で、ULAはAtlas Vをさらに7回打ち上げ、大型ロケット「Vulcan Centaur」を38回打ち上げることを計画している。
競合するイーロン・マスク氏率いる米SpaceXのStarlinkは、既に7000基以上の衛星群を擁している。
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