Switch 2、日本との価格差が海外で物議に Duolingoも「日本語を学んで133ドル節約しよう」と便乗
Nintendo Switch 2の「日本語・国内専用機」の存在が海外でも知られはじめ「多言語対応だけで100ドル以上も違うのか」と物議を醸している。
任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の「日本語・国内専用機」の存在が海外でも知られはじめ「多言語対応だけで100ドル以上も違うのか」と物議を醸している。中には日本語を学ぼうと呼び掛ける人も……。
6月5日に一部の国や地域を除く全世界で発売されるNintendo Switch 2。米国での価格は、Nintendo Switch 2単体が449.99ドル(約6万5543円、1ドル145.66円で計算)、「マリオカート ワールド」同梱版が499.99ドル(約7万2825円、同)。これまでの任天堂のゲーム機に比べると明らかに高価なため、任天堂がYouTubeにアップしたSwitch 2や対応ゲームの紹介動画には「DROP THE PRICES(値段を下げて)」というコメントが並んだ。
さらにSNSでは、日本では本体に2つのバージョンがあり、「日本語版・国内専用機なら334ドル(約4万8623円、同)、多言語版が467ドル(約6万7984円、同)」といった情報も広まりつつある。
実際は10%の消費税込みで4万9980円と6万9980円なので正確さに欠けるが、この日本だけ有利な価格設定には「なぜ?」「多言語対応だけで100ドルもとるのか」「Gaijin tax.(外人税だ)」などと疑問を呈する声が上がった。中には「中国の再販業者が泣きます」と核心を突くコメントもみられる。
これに便乗したのが、語学学習アプリ「Duolingo」を展開する米Duolingoの公式Xアカウントだ。「ゲーマーは日本語を学んで133ドル節約しよう」と呼び掛け、現地のユーザーも「ちくしゅう!あれはたかいそうですね!」(原文ママ)と日本語で応じるなど、ちょっとした話題に。
なお、この投稿には、すぐに他のユーザーから「日本語を習得しても、利用場所を日本に設定されたニンテンドーアカウントがないと意味がない」と指摘されていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Nintendo Switch 2」は転売を絶対許さない? 日本では国内専用機を提供 抽選販売にも参加条件
任天堂は、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」について日本では日本語・国内専用機を発売する方針を示した。
「Switch 2」は何を目指したゲーム機か? 2万円安い“日本版”や新機能にみる、任天堂の戦略とは
「Nintendo Switch 2」の詳細と発売日、価格が発表された。あの機能や価格はどういうところが特徴なのだろうか? 現状分かっているところから、その意味と価値を考えてみよう。
語学アプリ「Duolingo」を支えるみんなのデスク環境 フクロウがいっぱい?
IT企業で働く人のデスク環境を写真や本人のコメント付きで紹介。社員がどんな環境で働いているかチェックする。今回は語学学習アプリ「Duolingo」を手掛ける米Duolingoで働く人のデスクを探る。
ポーランドのウクライナ語学習者が1800%以上増加 Duolingo、避難民受け入れ地域で注目度上昇
語学学習アプリ「Duolingo」を提供する米Duolingo社によると、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、ウクライナに隣接するポーランドで、ウクライナ語を学習するユーザーが1800%以上増加している。「避難民を歓迎し受け入れている人がいるため」という。

