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6年ぶり登場、LUMIX「S1RII」は全てが進化してダイエットにも成功した“全部入りカメラ”だった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/8 ページ)
「S1」と「S1R」の登場から6年。やっと後継機「S1RII」が登場した。ちょっとゴツくて大きいと言われがちだった前モデルから大幅な小型軽量化を達成しつつ、最新の技術や機能を搭載している。
実はS1RIIのベースとなっているのは最新モデルである同社のS5IIと「G9ProII」。この2モデルは基本的に同じボディだが、S1RIIはデザインコンセプトやサイズ感は継承しつつ、新しく起こしたものだ。
先代より軽くコンパクトになったおかげで扱いやすさはぐんと増し、操作感も良くなったと感じる。先代は手にした瞬間に「ゴツいな」と感じたけど、それがないからね。
さらに、新しくなったのは背面モニターの可動方式。先代は上下左右のチルト、S5IIは横に開いて回すバリアングル(フリーアングル)式だったが、S1RIIはチルト+バリアングル。
そのままチルトできるし、横に開いて回すこともできる。
機構が複雑になる分少し分厚くなるが、ワンアクションでローアングルやハイアングルの撮影ができるチルト式のメリットもあるし、この機構はバリアングルモニターとして使うときも一度引き出してから回転させることで、動画撮影時などに各種ケーブルをつないでもモニターが干渉しないというメリットも大きい。
ミドルクラス以上のモデルは全部この方式にならんかな、とちょっと思う。
続いて先代からの変更点を見ていこう。まずは記録メディアだ。
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