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Microsoft、「Bing Search API」の提供を8月11日に終了へ
Microsoftは5月11日、「Bing Search API」の提供を、8月11日に終了すると発表した。既存のインスタンスはすべて完全に廃止され、製品は使用できなくなり、新規顧客のサインアップもできなくなる。
米Microsoftは5月11日(現地時間)、Bingの検索機能を利用できるようにするAPI「Bing Search API」の提供を8月11日に終了すると、Azureの更新情報の公式Webページで告知した。
「Bing Search APIは2025年8月11日に廃止されます。Bing Search APIの既存のインスタンスはすべて完全に廃止され、製品は使用できなくなり、新規顧客のサインアップもできなくなります」とある。
現行ユーザーに対しては、Azure AI Agentsの一部として、Bing Searchを使用したグラウンディングの検討を勧めている。これにより、Azure AI AgentsはLLMを使用して応答を生成する際に、リアルタイムの公開Webデータを組み込めるようになる。
Bing Search APIは有料サービスだ。2023年には大幅な値上げが実施された。
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