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「AIの 使い方聞く AIに」――第一生命の“サラ川”コンクール、1位はAI時代のあるあるに
第一生命は5月29日、「2024年サラっと一句!わたしの川柳コンクール」のベスト10を発表した。約5万句の中から1位に選ばれたのは、「AIの 使い方聞く AIに」だった。
第一生命保険(東京都千代田区)は5月29日、「2024年サラっと一句!わたしの川柳コンクール」(通称:サラ川、旧第一生命サラリーマン川柳コンクール)の全国ベスト10を発表した。全国から集まった5万2255句の中から、一般投票によって選ばれた1位は「AIの 使い方聞く AIに」だった。
「AIの 使い方聞く AIに」は、生成AIの普及を背景に、操作方法もAIに尋ねるという“あるある”を詠んだ句。投稿者は30代の「七夕するめ」さんで、「まさにAIの時代ならでは。世代問わず誰もが感じたことがあるのでは」といった、“サラ川ファン”による共感の声が寄せられた。
2位は「久しぶり 笑顔は出るが 名前でず」(40代・中年アイドルさん)、3位は「セルフレジ 母に店員 二人付く」(60代・つちのこさん)と、日常のちょっとした気まずさや矛盾した状況をユーモラスに描いた作品が続いた。
7位には、60代・羽生サム初人さんの「パスワード 恐る恐るの 三回目」がランクイン。川柳作家のやすみりえさんは「気になる句」として同作品を挙げ、「『三回目』という具体的な回数を示すことで、『恐る恐る』という動きがぐっとリアルに感じられますね。この句に自分を重ねる方も多いことでしょう」とコメントを寄せている。
同コンクールは24年9月〜10月の募集期間中に5万2255句が寄せられ、全国の“サラ川ファン”6万8785人の投票でベスト10が決定した。
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