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Amazon、ペンシルベニア州に200億ドル規模の追加投資へ クラウドとAIのインフラを強化
Amazonは、ペンシルベニア州のクラウドおよびAIインフラ強化のため、新たに200億ドル以上を投資すると発表した。この計画はAWSのデータセンター拡張に充てられ、1250人以上の雇用創出が見込まれる。
米Amazonは6月9日(現地時間)、米ペンシルベニア州でのクラウドコンピューティングインフラの拡張とAIイノベーションの推進を目的として、新たに200億ドル(約3兆1000億円)以上を投資する計画を発表した。この投資により、少なくとも1250人の雇用が創出される見込みだ。
今回の投資は、Amazon Web Services(AWS)のデータセンター拡張に充てられ、クラウドサービスとAI技術への需要増に対応する。同社は2010年以降、すでにペンシルベニア州に260億ドルを投じており、今回の追加投資はそれをさらに拡大するものとなる。これまでの投資は、同州のGDPに260億ドル以上貢献し、2万7000人以上の直接雇用と3万7100人以上の間接雇用を支えてきたという。
同社は5日、米ノースカロライナ州への約100億ドルの投資計画を発表している。
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