天気痛、9割超が「仕事や勉強に支障」 5人に1人は「梅雨に悪化」――ウェザーニューズ調べ
7割近くが天気痛の症状を自覚しており、9割以上が仕事や勉強の効率低下を感じている――ウェザーニューズがそんな調査結果を発表した。うち5人に1人は、梅雨に症状が悪化しているという。
ウェザーニューズ(千葉市美浜区)は6月11日、気圧や天気の変化による体調不良「天気痛」に関する調査結果を公表した。天気痛が「ある」「ある気がする」と答えた人は計68%で、女性では8割超にのぼった。このうち、5人に1人は梅雨に症状が悪化すると答えた。
最も多い症状は「頭痛」(87%)で、「眠気」(53%)、「肩こり・首こり」(50%)、「だるい」(44%)が続いた。症状の季節傾向については「1年を通じて感じる」が半数を超えた一方、「梅雨に悪化する」との回答も22%に上った。梅雨は気圧や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期とされている。
生活への影響もみられ、9割超が「仕事や勉強の効率が下がる」と感じているという。症状がひどい時の対策方法については「薬を飲む(通常量)」が最も多く、「薬を飲む(多め)」を合わせると全体の約7割にのぼった。約3割は「ひたすら耐える」と回答した。
2005年から天気痛外来を開設している佐藤純医師(愛知医科大学病院 痛みセンター客員教授)は、「痛み止めを飲み過ぎると効きにくくなる」として、服用のタイミングが重要だと指摘。「天気の変化を事前に予想できれば、痛みが強くなる前に対処できる。自分の傾向を把握して、タイミング良く服用することが大切だ」とコメントしている。
調査は5月8日〜20日、同社が提供する「ウェザーニュース」アプリとWebサイトを通じて実施。全国2万3955人から回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
デジカメなのに「期限切れフィルム」? 「X half」は富士フイルムにしか作れないカメラだった
「X half」は、趣味性の高いデジタルカメラだ。Xシリーズでありながらinstaxシリーズっぽさもあるデザインや質感で、アナログっぽいエフェクトを楽しめる。
Amazonが政府備蓄米の販売を開始 5kgが税別1800円
Amazonは13日、農林水産省との随意契約により調達した政府備蓄米の販売を始めた。5kgで価格は1800円(税別)。
「ふるさと納税はネット通販じゃない」 総務省、吉備中央町と須坂市を対象から除外
総務省は13日、岡山県吉備中央町と長野県須坂市について「ふるさと納税」対象団体の指定を取り消すと発表した。今後2年間は再指定を受けられない。
“音を出すニット“、大阪・関西万博でZOZOが披露 「音が布から湧き上がる」
ZOZOグループのZOZO NEXTは13日、テキスタイルに圧電性フィルムを埋め込んだ「ニットファブリックスピーカー」を大阪・関西万博に出展すると発表した。
視野を2.5倍にするレンズは「あと一息」──ViXionに聞く大径化と“オートフォーカス眼鏡”実現への道筋
プラモ好きや歯科医師など、手元で細かい作業をする人達の間で密かに注目を集めているのがViXionのオートフォーカスアイウェア。現在は視野が狭いのがネックだが、今後はレンズを大きくして、いずれオートフォーカスメガネへと進化するという。開発状況を聞いた。





