PS5版「パルワールド」でセーブデータ消失バグ 不具合発生済みプレイヤーには“打つ手なし” 全セーブ削除を案内
ゲーム開発会社のポケットペアは、PS5版「パルワールド」のセーブデータが消失する不具合について詳細を発表した。すでに不具合が発生しているプレイヤーには、全セーブデータを削除するよう案内している。
ゲーム開発会社のポケットペア(東京都品川区)は7月9日、PS5版「パルワールド」のセーブデータが消失する不具合について詳細を発表した。同社は4日、この不具合に関する報告をしており、対応完了までに一定の時間を要すると説明していた。結果、すでに不具合が発生しているプレイヤーには、全セーブデータを削除するよう案内している。
同社の調査の結果、PS5版では特定の操作によってセーブデータ(オートセーブ、バックアップデータを含む)が多数蓄積されることで、PS5本体側にシステムエラーが発生することが判明。これにより、セーブデータが破損・消失する場合があるという。
対応として、10日にアップデートを実施して、セーブデータの保存件数を最大10件までに制限する。また、セーブシステム全体の安定性の向上も同時に実施。同社は「これにより、同様の原因による不具合は新たに発生しない見込み」と説明している。
一方、過去にPS5でエラーコード「CE-100022-5」か「CE-100096-6」が発生しているプレイヤーには、10日のアップデート適応後にも同様の不具合が発生する可能性があると案内。同社は「PS5の本体メニューから『パルワールド』全セーブデータを完全に削除する必要がある」と説明。消失したデータの復旧は、ポケットペアにもできないという。
「本件によりご迷惑をおかけしました全てのプレイヤーの皆さまに、改めて深くおわび申し上げます。皆さまに安心してプレイしていただける環境を一日も早くご提供できるよう、開発チーム一同、引き続き尽力してまいります」(ポケットペア)
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