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ヤマト運輸、津波警報の発令地域で集荷・配送を停止 「お客さまと従業員の安全を最優先に」
ヤマト運輸は7月30日、津波警報の発令に伴い、北海道から四国までの太平洋沿岸地域で集荷・配送を一時停止したと発表した。ロシア・カムチャツカ半島沖で発生したM8.7の地震を受けた対応で、午前11時47分現在、広いエリアで荷物の配達に遅れが生じているという。
ヤマト運輸は7月30日、ロシア・カムチャツカ半島沖で午前8時25分ごろ発生したマグニチュード8.7の地震による津波警報を受け、北海道から四国までの太平洋沿岸地域で荷物の集荷・配達を一時停止したと発表した。午前11時47分現在、広いエリアで荷物の配送に遅れが生じているという。
同社は「お客さまと従業員の安全を最優先に、一時的に集配業務を停止している」と説明。集配停止は、警報・注意報の解除後、対象地域の安全確認が完了するまで続く見通しだ。
地震は午前8時25分ごろ発生した。最大3mの津波が予想されており、すでに根室市などで30cmの津波が観測されている(午前11時時点)。気象庁は沿岸部や川沿いから離れ、高い場所に避難するように呼び掛けている。
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