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Meta決算、AI効果で広告収入が好調もReality Labsの損失は継続

Metaの4月〜6月決算は、売上高が前年同期比22%増、純利益が36%増と市場予想を上回った。AIによる広告システムの効率化が業績を牽引した。一方、メタバース部門の損失は続くが、ザッカーバーグCEOはAIグラスへの期待を強調した。

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 InstagramやFacebook、Threadsを運営する米Metaは7月30日(現地時間)、第2四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比22%増の475億1600万ドル、純利益は36%増の183億3700万ドル(1株当たり7.14ドル)と、増収増益だった。

 売上高、1株当たり純利益ともに、アナリスト予測(売上高は448億ドル、純利益は5.92ドル)を大きく上回った。

 マーク・ザッカーバーグCEOは「事業とコミュニティの両面で好調な四半期だった」と述べ、「世界中のあらゆる人にパーソナルな超知能(superintelligence)を構築することに興奮している」と語った。

 セグメント別では、主力の広告収入を支えるFamily of Apps(FoA)の売上高は22%増の471億4600万ドル、営業利益は249億7100万ドルだった。ザッカーバーグ氏はFacebook投稿で、AIが広告システム全体の効率と収益向上に大きく貢献し、新しいAIを活用した広告レコメンデーションモデルにより、Instagramで約5%、Facebookで約3%、広告コンバージョンが増加したと語った。

 一方、メタバースと“AIデバイス”を手掛けるReality Labs(RL)の売上高は5%増の3億7000万ドル、営業損失は45億3000万ドルだった。Ray-Ban Metaスマートグラスの売り上げは加速しているという。Metaは同四半期に新たに「Oakley Meta HSTN」を発売した。ザッカーバーグ氏は、AIグラスは超知能を日常生活に統合する主要な方法になるはずだと強調した。

 meta
部門別売上高と営業利益(損失)推移

 ヘッドマウントディスプレイのQuestについても、コミュニティが着実に成長していると語った。ゲーム以外の、メディアやWebブラウジングなどの用途も増えているという。

 第3四半期の予想としては、総売上高を475億ドル〜505億ドルと予想した。

 2025年の設備投資額は、660億ドル〜720億ドルと予想した。これは、前年比で約300億ドルの増加になる。

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