速報
トランプ大統領、IntelのタンCEOと会談し、同氏の「台頭は驚異的」と称賛
トランプ米大統領は、先日辞任を要求したIntelのリップ・ブー・タンCEOと会談したとSNSで発表。辞任要求から一転し、同氏の「成功と台頭は驚異的」と称賛した。来週、タンCEOと閣僚が協議し、大統領に提案を行う予定という。
ドナルド・トランプ米大統領は8月11日(現地時間)、米Intelのリップ・ブー・タンCEOと会談したと、自身のSNS、TruthSocialに投稿した。「来週、タン氏と閣僚メンバーが協議し、私に提案を持ってくる予定だ」としている。
「会談は非常に興味深いものだった。タン氏の成功と台頭は驚異的な物語だ」とトランプ氏。
トランプ氏は7日、Truth SocialにIntelのCEOは即刻辞任すべきと投稿した。その数時間後、タン氏は全社宛公開書簡で、政権と協議していると説明した。
トランプ政権は、米国がAI分野で中国と覇権を争う中、特に半導体市場で企業に対し強硬な姿勢をとっている。米NVIDIAとは、中国への「H20」販売を認める引き換えにその売り上げの15%を連邦政府に納めることで合意している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
トランプ大統領「NVIDIAはH20の中国売り上げの15%を米国に」でファンCEOと合意
トランプ米大統領は、NVIDIAのAIチップ「H20」の中国向け輸出について、売上の15%を米政府に納めることを条件に認めると発表した。国家安全保障上の懸念は限定的とし、より新しい「Blackwell」の輸出も機能を落とせば認める可能性を示した。
トランプ氏の辞任要求受け、IntelのタンCEOが全社書簡で説明「政権と協議中」
トランプ米大統領から辞任要求を受けたIntelのリップブー・タンCEOが全社宛書簡を公開した。「誤情報が出回っている」と述べ、政権と協議中だと説明した。Intel本体も米国の国益へ貢献しているとの声明を発表し、事態の沈静化を図った。
トランプ大統領、IntelのCEOを非難し「即刻辞任すべし」と投稿
トランプ米大統領は、Intelのリップブー・タンCEOを利益相反で非難し辞任を要求した。共和党のコットン上院議員がタン氏の中国との関係を問題視した書簡を公開したことに続く動きだ。
「半導体に100%の関税」トランプ氏発言 狙いと影響を受ける企業
トランプ米大統領が、米国に輸入される半導体に約100%の関税を課す方針を示した。米国内で生産されていない、もしくは他国から輸入された全ての半導体に適用するという。発言の狙いと、影響を受ける企業は。
