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Perplexity、Googleに345億ドルでのChrome買収を提案 独禁法訴訟が背景
AI検索のPerplexityが、GoogleのWebブラウザ「Chrome」を345億ドル(約5.4兆円)で買収すると提案した。Googleが独禁法違反で事業分離を迫られる中での動きで、Perplexityは外部資金による全額キャッシュでの買収を提示している。
生成AIを手掛ける米Perplexityが米GoogleのWebブラウザ「Chrome」を345億ドル(約5.4兆円)での買収を提案したと、米Wall Street Journalなどが8月12日(現地時間)に報じ、Perplexityもこれを認めた。
Perplexityは、Chromiumは引き続きオープンソースとし、規定の検索エンジンはGoogleのままにするといった条件を提示しているという。
Googleに対しては昨年8月、米連邦地裁が検索市場で独禁法に違反したと認定し、米司法省がChromeの売却を含む措置を提案している。現在は救済審理の最終段階にある。Googleは、分離は安全保障や知的財産に悪影響があるとしてこれに反対し、行動是正中心の対案を示している。
Perplexityはこの7月、AI搭載のオリジナルWebブラウザ「Comet」をリリースしている。
同社の企業価値は7月段階で180億ドル規模と報じられているが、Chromeについては外部資金での全額キャッシュによる買収案を提示している。
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