ニュース
地方の廃校がAIデータセンターに NVIDIA「A4000」を120台設置 GPUクラウドのハイレゾ
GPUクラウド事業を手掛けるハイレゾが、廃校を転用したデータセンターを佐賀県玄海町に開設したと発表した。既存施設を改装して使うことで建設費や工期を抑え、低廉なサービス提供につなげるという。
GPUクラウド事業を手掛けるハイレゾ(東京都新宿区)は8月22日、廃校を転用したデータセンターを佐賀県玄海町に開設したと発表した。既存施設を改装して使うことで建設費や工期を抑え、低廉なサービス提供につなげるという。
付近に原発があり、電気料金が安いことなどを理由に、2015年に廃校になった旧有徳小学校の校舎を転用。校舎の後ろ側にある山から比較的冷えた空気を取り込み、暖気を校庭に排出する空冷システムなどを整備し、米NVIDIAのGPU「RTX A4000」を120台導入した。データセンターとしての床面積は約2089m2。
同社はAI需要を見込み、今後も廃校を転用したGPUクラウド用データセンターを増やす計画。直近では、26年をめどに香川県綾川町でも廃校を転用したデータセンターの開設を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
スパコン「富岳NEXT」、NVIDIAが開発に参加 同社のGPUと富士通のCPUを連携 “世界最高”のAI性能目指す
理化学研究所は、スーパーコンピュータ「富岳」の後継機「富岳NEXT」の開発に、米NVIDIAが参加すると発表した。NVIDIAはGPU基盤に関する設計を担う。これにより、高いAI処理性能の実現を目指す。
ダイキン、冷却技術でAIデータセンターに本格参入へ 米国企業を買収
ダイキンは6日、100%子会社のダイキンアプライドアメリカズを通してAIデータセンターの冷却システムを提供する米Dynamic Data Centers Solutionsを買収すると発表した。
OpenAI、Oracleと4.5GWのAIデータセンター開発で合意 Stargate計画の一環
OpenAIは、Oracleと提携し、AIスーパーコンピュータ「Stargate」プロジェクトの一環として米国に4.5GWの新たなデータセンターを建設すると発表した。既存計画と合わせると合計5GWを超え、200万個以上のチップを稼働させる規模となる。
「データセンターASMR」GMOが公開中 サーバの音が約12時間、ほぼホワイトノイズ?
GMOインターネットが、データセンター内の環境音を録音した動画「データセンターASMR」を公開した。同社がレンタルサーバサービス「ConoHa」の提供に使うデータセンター内で録音したもので、サーバの稼働音を約12時間ひたすら聞き続けられる。
