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15年越し、InstagramにiPadアプリ登場 リール画面がデフォルトに
米Metaが9月3日、SNSアプリ「Instagram」のiPad専用版をリリースした。15年間iPadユーザーはiPhone版の拡大表示で利用していたが、今回大画面向けに最適化。起動時にReelsが表示される動画中心の設計とし、新たなFollowingタブや大画面活用機能を搭載している。
米Metaは9月3日、SNSアプリ「Instagram」のiPad専用版をリリースしたと発表した。アプリ起動時に短尺動画「リール」を表示する大画面特化の設計が特徴で、日本を含むグローバルでの配信を開始している。対象はiPadOS 15.1以降。
iPad版は大画面を活用したUIを採用。リール視聴時に動画サイズを維持しつつ横にコメントを配置する機能や、ダイレクトメッセージ/通知画面のマルチカラム表示に対応する。また、起動時は従来の写真フィードではなくリールを表示する他、画面上部に「ストーリーズ」を配置し、メッセージ機能にワンタップでアクセスできる。
新たに追加した「フォロー中」タブでは、フォローアカウントのコンテンツ表示を3つのモードで切り替えできる。「すべて」でフォロー中アカウントの推奨投稿とリールを、「友達」で相互フォローアカウントのコンテンツを、「最新」で時系列順フィードを表示する。
Instagramは2010年のサービス開始から15年間、iPad専用アプリを提供しておらず、iPadユーザーはiPhone版アプリの拡大表示でしか利用できなかった。
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