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初心者が戸惑いがちな「露出」をカメラ画面の情報を使って理解する方法:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/7 ページ)
今はミラーレス一眼が基本なので画面内に必要な情報を大量に見せてくれる。これを使って「露出」の基本を紹介してみよう。便利な時代になったものだ。
画面で見る絞り値とシャッタースピードとISO感度の関係
ソニーのカメラが一番分かりやすいのでそれでちょっと示してみたい。
もっともポピュラーなプログラムオートの画面。ここの一番下に並んでいる数値は常に意識すること。シャッタースピードも絞り値もISO感度もオートなので、この3つの値はカメラが勝手に決めてくれる。
これはこれで色がぎゅっと締まってていいんだけど、もうちょっと明るく撮りたいよね、と思ったら、露出補正のダイヤルを回してプラスにしてやる。画面の「+/-」のところが「+1.0」になった。
そうすると「+1」分、光を多くいれてやるために、プログラムオートでは「シャッタースピードと絞り値とISO感度」の3つの組み合わせを自動的に変える。
この場合、ISO感度は100のまま、シャッタースピードと絞り値が変わったのが分かる。そして画面も明るくなった。
ミラーレス一眼ってこの辺をリアルタイムで見せてくれるからいいよね。光学ファインダー……つまり一眼レフだとこうはいかないので、慣れない頃はいちいち画面を再生してチェックするしかなかったもの。
でも、撮りたいイメージがはっきりしてるときはここで「シャッタースピード」や「絞り値」が変わっちゃうのが困ることがある。
何がどう困るのか。
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