大災害時、外の被害状況をPC・スマホで確認 ヤフー「災害マップ」に航空写真機能

LINEヤフーは9月26日、「Yahoo!天気・災害」の機能「災害マップ」で、大規模災害時に航空写真を表示する新機能を追加したと発表した。航空測量会社の国際航業・アジア航測と連携し、斜め方向から撮影した航空写真を地図上に重ねて表示する。

[ITmedia]

　LINEヤフーは9月26日、「Yahoo!天気・災害」の機能「災害マップ」で、大規模災害時に航空写真を表示する新機能を追加したと発表した。航空測量会社の国際航業（東京都新宿区）とアジア航測（神奈川県川崎市）と連携し、斜め方向から撮影した航空写真を地図上に重ねて表示する。対象エリアは全国で、災害の状況に応じて都度更新を行うという。

航空写真を地図に重ねて閲覧できる「災害マップ」（出典：ニュースリリース、以下同）

　航空写真は、衛星写真よりも撮影高度が低く解像度が高いため、浸水範囲や土砂崩れ、火災の延焼状況などを立体的に把握しやすい。建物の倒壊や地形の変化も視覚的に捉えやすく、避難判断や支援の初動に役立つとしている。

上空からの被害状況を把握できるようになるという

　「災害マップ」は2020年3月に提供を開始した機能。ユーザーが投稿した被害状況をリアルタイムで共有でき、24年1月の能登半島地震では、避難所や給水所、通行止めなどの情報を地図上で確認できるようにした。

　対応サービスは、「Yahoo!防災速報」アプリと、「Yahoo!天気・災害」のPC／スマートフォンブラウザ版。