“イーロン・マスク版Wikipedia”初期版公開 特徴はAIファクトチェック 「すでにWikipediaより優秀」
米xAIは10月27日(米国時間)、生成AIを活用した独自の百科事典サービス「Grokipedia」の初期バージョン(version 0.1)を公開した。日本語には未対応。同社代表のイーロン・マスク氏は「バージョン1.0では10倍良くなる予定だが、すでにWikipediaより優れていると思う」とXに投稿している。
米xAIは10月27日(米国時間)、生成AIを活用した独自の百科事典サービス「Grokipedia」の初期バージョン(version 0.1)を公開した。同日時点で約88万500件の記事が閲覧可能。日本語には対応していない。同社代表のイーロン・マスク氏は公開にあたり、「バージョン1.0では10倍良くなる予定だが、すでにWikipediaより優れていると思う」とXに投稿している。
Grokipediaの記事ページは、左サイドに目次が並び、Wikipediaと同様に適宜脚注が入る構成。xAIのAI「Grok」による定期的なファクトチェックが特徴で、画面上部には最後の事実確認からの経過時間が表示される。文章を選択してGrokに質問したり、ログインして誤りの指摘を送信したりすることも可能だ。ログインはGrokと同様、Xアカウントで行うことができる。
マスク氏は9月30日、投資家のデビッド・サックス氏による「Wikipediaには絶望的な偏りがある。左翼の活動家集団が記事を管理し、妥当な修正に抵抗している」との投稿に反応する形で、Grokipediaを開発中であることを初めて明かした。その後、10月18日には「初期版を月曜日(20日)にリリースする」と予告していたが、20日に「プロパガンダを排除するための作業が必要」として、週末に延期すると発表していた。
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