「マイクロペット」令和に復活 2000年代にヒットした手のひらサイズのペットロボット
タカラトミーは31日、2000年代に大ヒットした手のひらサイズのペットロボット「マイクロペット」を新しいデザインと機能で復活させると発表した。
タカラトミーは10月31日、2000年代に大ヒットした手のひらサイズのペットロボット「マイクロペット」を新しいデザインと機能で復活させると発表した。12月27日から全国玩具店や直販サイト「タカラトミーモール」などで販売する。価格は2498円。
新しいマイクロペットは「キャット」「パピー」「バニー」と呼ばれる3種類。昔のマイクロペットに比べると未来的なデザインになった。いずれも体長は60mmほどで、表情を変え、言葉を発し、動き回る。
育成要素もある。マイクロペットは、頭の“星マーク”の点灯色でユーザーに「今したいこと」を伝える。点灯色が赤なら会話、青ならトイレなど、ユーザーがリクエストに応えるとペットが育ち、歌やダンスなど、できることが増えていく。2台以上集めるとマイクロペット同士でレースやダンスをしたりと遊びの幅が広がる。
マイクロペットは「TALKO!」「POO POO!」「CHARGO!」など、英語のようにも、日本語のようにも聞こえる不思議な「マイクロペット語」を話す。タカラトミーは「お世話をしていくと、だんだんマイクロペットの言っていることが分かるようになるかもしれない」としている。
オーストラリアの玩具メーカー、Moose Toysと共同開発した。タカラトミーの富山彰夫社長は「タカラトミーの長年培ったおもちゃの技術力とMoose Toysの発想力を結集し、構想から2年以上をかけて初の共同開発商品として『マイクロペット』が誕生した。初代マイクロペットの登場から約20年が経ち、再び世界中の人々にマイクロペットの魅力を発信できることは大変喜ばしい」とコメントを寄せている。
なお発売前のPRの一環として、ゲームの作成・共有プラットフォーム「Roblox」にマイクロペットのバーチャル空間を12月中旬に公開する予定。プレイヤーはアバターを操作し、マップの中に隠れたマイクロペットを探して収集できる。登場するペットは40種類以上で、収集したペットは連れて歩けるという。
最初のマイクロペットは2002年7月発売。体長50mmに満たない大きさながらユーザーの呼び掛けに答えて動き周り、同年「世界一小さな、音声で動く電動玩具」としてギネス世界記録に認定された。09年7月には人工知能を搭載した後継機「マイクロペット-i」を発売している。
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