キヤノン「EOS R6 Mark III」発表 3年分の蓄積を一気に盛り込んだ意欲作、“CINEMA EOS”譲りの動画機能も:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/4 ページ)
キヤノンの主力モデルといっても過言ではないEOS R6シリーズの最新モデル「EOS R6 Mark III」が6日に発表された。EOS R6 Mark IIがかなりバランスが取れた良いカメラだっただけに、どう進化したのか気になるところだ。
11月6日にキヤノンの主力モデルといっても過言ではないEOS R6シリーズの最新モデル「EOS R6 Mark III」が発表された。前モデルから3年ぶりのモデルチェンジということになる。
EOS R6 Mark IIがかなりバランスが取れた良いカメラだっただけに、どう進化したのか気になるところだ。
イメージセンサーが3250万画素に高画素化
EOS R6 Mark IIからの進化点は大きく分けて四つ。
一つめはイメージセンサー。約2420万画素だったものが約3250万画素に高画素化。「EOS R6 Mark II」と「EOS R5 Mark II」の中間に相当する画素数だ。
ユーザーからの要望の中に「トリミングすることが多いので、もう少し画素数が多い方が使いやすい」という声があったためという。
画素数が増えた分、最高ISO感度は高画素化に対するトレードオフでISO102400からISO64000に若干下がっているが、3250万画素機としては高感度に強いといっていい。
画素数は増えたが、連写性能は前モデルを維持。電子シャッター時の連写速度は最高で約40コマ/秒をキープした。RAWでもOkだ。
バッファも強化され、高速連写時の枚数も増えたほか、「静止画プリ連続撮影」機能を搭載。シャッターを押す0.5秒前(最大20コマ)まで遡って記録してくれる。電子シャッター時のローリングシャッター歪みは画素数が増えたにもかかわらず、前モデルより少し良くなっているそうだ。
その高画素の高速連写を支えるのが記録メディア。
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