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おしゃれなコンデジ「IXY 650 m」でエモい写真を撮ってみた 12倍ズームに内蔵フラッシュも便利荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)

かつて一世を風靡したキヤノンのコンデジ「IXY(イクシィ)」が復活した。10月下旬に発売した「IXY 650 m」は、2016年に発売されたIXY 650のマイナーチェンジモデルだが、それだけに新鮮で面白い。

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 あの一世を風靡したIXY(イクシィ)が復活した!

 その昔……もう昔といっていいと思うけど、コンパクトデジカメがピークを迎えた2010年前後、その代表的ブランドといえばキヤノンの「IXY」とソニーの「Cyber-shot」だった。


往年の小さくておしゃれなIXYがマイナーチェンジとはいえ復活した! それが10月23日に発売した「IXY 650 m」。直販価格は5万5000円

 さらに富士フイルムの「FinePix」とかニコンの「COOLPIX」とかパナソニックの「LUMIX」とかオリンパス(当時)の「Stylus」や「μ」とか、カシオ(その後民生向けカメラから撤退)の「EXILIM」とか、いろいろあったなあと懐かしくなるのだが、当時主力だった片手で持てる小さなカメラというジャンルは、パナソニックが時々出してくる以外はほぼ見なくなったのである。

 トップブランドであったキヤノンもPowershotシリーズはあるものの、当時主力だったIXYに至っては最後に出た「IXY 200/210」が2017年。8年前である。


これをみると、最後のIXYが17年、その前が16年の「IXY 650」というのが分かる(出典:キヤノンカメラミュージアム

 でも突然、マイナーチェンジではあるが復活を遂げたのである。Kodakブランドのコンパクトデジカメが話題になったり、パナソニックの「DC-TZ99」も好調だというくらいで、徐々にコンパクトデジカメが再発見された感があり、IXYもそこに加わったのだ。

 それが「IXY 650 m」。16年に発売されたIXY 650のマイナーチェンジモデルだ。

 IXYってのはキヤノンのAPSフィルムを使ったコンパクトカメラのシリーズ名だが、それがデジタルカメラとなって登場したのが2000年。初代「IXY DIGITAL」である。思わずIXY 650mと並べてみましたよ。


左が初代IXY DIGITALで2倍ズームで約200万画素、右がIXY 650 mで12倍ズームで約2000万画素

 初代IXY DIGITALが誕生してからもう25年……四半世紀になるとはびっくり。このIXY DIGITALのヒットでコンパクトデジカメ市場が大きくなったのだ。

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