おしゃれなコンデジ「IXY 650 m」でエモい写真を撮ってみた 12倍ズームに内蔵フラッシュも便利:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)
かつて一世を風靡したキヤノンのコンデジ「IXY(イクシィ)」が復活した。10月下旬に発売した「IXY 650 m」は、2016年に発売されたIXY 650のマイナーチェンジモデルだが、それだけに新鮮で面白い。
あの一世を風靡したIXY(イクシィ)が復活した!
その昔……もう昔といっていいと思うけど、コンパクトデジカメがピークを迎えた2010年前後、その代表的ブランドといえばキヤノンの「IXY」とソニーの「Cyber-shot」だった。
さらに富士フイルムの「FinePix」とかニコンの「COOLPIX」とかパナソニックの「LUMIX」とかオリンパス(当時)の「Stylus」や「μ」とか、カシオ(その後民生向けカメラから撤退)の「EXILIM」とか、いろいろあったなあと懐かしくなるのだが、当時主力だった片手で持てる小さなカメラというジャンルは、パナソニックが時々出してくる以外はほぼ見なくなったのである。
トップブランドであったキヤノンもPowershotシリーズはあるものの、当時主力だったIXYに至っては最後に出た「IXY 200/210」が2017年。8年前である。
でも突然、マイナーチェンジではあるが復活を遂げたのである。Kodakブランドのコンパクトデジカメが話題になったり、パナソニックの「DC-TZ99」も好調だというくらいで、徐々にコンパクトデジカメが再発見された感があり、IXYもそこに加わったのだ。
それが「IXY 650 m」。16年に発売されたIXY 650のマイナーチェンジモデルだ。
IXYってのはキヤノンのAPSフィルムを使ったコンパクトカメラのシリーズ名だが、それがデジタルカメラとなって登場したのが2000年。初代「IXY DIGITAL」である。思わずIXY 650mと並べてみましたよ。
初代IXY DIGITALが誕生してからもう25年……四半世紀になるとはびっくり。このIXY DIGITALのヒットでコンパクトデジカメ市場が大きくなったのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


