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Anthropic、500億ドル規模の米AIインフラ投資計画 Fluidstackとデータセンター建設

Anthropicは、500億ドル(約7.7兆円)を投じてテキサス州とニューヨーク州にAIデータセンターを建設すると発表した。Fluidstackと協業し、2026年に稼働の予定。急増する「Claude」需要対応、フロンティア研究基盤整備、米国内雇用創出が目的としている。

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 米Anthropicは11月12日(現地時間)、米国内のAIインフラに500億ドル(約7兆7400億円)を投資し、テキサス州とニューヨーク州にデータセンターを建設する計画を発表した。AIインフラを手掛ける英Fluidstackと協業して構築するもので、Anthropicのワークロード向けに最適化した専用施設と位置付ける。今後、両州以外にもサイトを拡大していく方針だ。

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 Fluidstackは、米Meta、米Midjourney、仏MistralなどのAI企業に大規模なGPUクラスタを提供するAIクラウドプラットフォームだ。

 これらのデータセンターは、2026年を通じて順次稼働開始する予定で、約800人の恒久的な雇用と2400人の建設関連の雇用を生み出す見込みだ。このプロジェクトはトランプ政権の「AI Action Plan」の目標達成にも資するとしており、Anthropicは「良質な米国内の雇用を創出し、競争力強化に貢献する」と説明している。

 ダリオ・アモデイCEOは、より高度なAIが科学的発見や複雑な問題解決を加速させる可能性に触れた上で、「そのポテンシャルを実現するには、フロンティア研究を支えるインフラが必要だ」と語った。今回の投資は、より高性能なAIシステムを開発するための基盤整備であり、同時に米国内の雇用創出にもつながるとしている。

 同社は、安全性重視のフロンティア研究と高度な技術チームを武器に、企業向け「Claude」の導入を拡大していると説明する。現在、30万社超のビジネス顧客にサービスを提供しており、年間収益ランレート10万ドル超の大口顧客数はこの1年で約7倍に増加したという。急増する需要に対応しつつ研究開発を継続するため、今回のような大規模インフラ投資が必要だとしており、今後もコスト効率と資本効率を重視しながらスケール拡大を続ける方針という。

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