「2019年以来で最悪の障害」──クラウドフレアのCEOが原因と経緯を説明
米Cloudflareのマシュー・プリンスCEOは18日(現地時間)に発生した障害について経緯と原因を説明した。
CDNサービスを手掛ける米Cloudflareのマシュー・プリンスCEOは11月18日(現地時間)、同日昼前に発生した大規模な障害についてブログで説明した。ChatGPTやXを巻き込んだ今回の障害は「2019年以来で最悪の障害となった」という。
障害が発生したのはUTC(協定世界時、日本は9時間進んでいる)で18日の午前11時20分ごろ。Cloudflareのネットワークでトラフィックで重大な障害が発生し、顧客企業のサイトにアクセスしようとしたユーザーに対してエラーページが表示されるようになったという。影響はChatGPT、X、Spotify、Zoom、Microsoft Teams、Canva、Visaなど広範囲に及んだ。
Cloudflareは当初、その症状からDDoS攻撃の可能性を疑ったが、実際はデータベースシステムの権限変更によってbot管理システムで使用されるフィーチャーファイルに重複する行が多数発生し、サイズが2倍以上になったことだった。ルーティングソフトウェアが読み取るフィーチャーファイルのサイズ制限を超えたため、障害につながった。
Cloudflareは以前のバージョンのファイルに置き換えることで午後2時30分までに障害を解消。その後、数時間かけてネットワークの様々な部分で増加した負荷を軽減する作業を行った。
プリンスCEOは「ユーザー企業とインターネット全体への影響について深くお詫びする」謝罪。今後このような障害が発生した場合に備え、すでにシステム強化に向けた複数の作業を始めたという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ChatGPTやXを巻き込んだCloudflareの障害が解決 原因は「バグが引き起こしたクラッシュ」
Cloudflareは日本時間の19日午前4時過ぎ、数時間続いた障害が解決したと発表した。同社CTOは原因について、ボット対策機能の潜在的なバグが設定変更後にクラッシュを引き起こしたもので、サイバー攻撃ではないと説明した。
Cloudflareで障害 Xも不調
CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス「Cloudflare」で障害が発生している。サービスを提供する米Cloudflareは原因を調査中という。
イラレなどAdobe製品が起動しない不具合、「解決に向けて調査中」
カスタマーサポートには問い合わせが殺到しており、窓口が混み合ってつながりにくくなっているという。
Adobeの大規模障害、依然復旧せず 被害範囲は“Macのみ”か 「ネットを切ってアプリを再起動して」
11月18日朝から続く、Adobe製品の大規模障害。公式からの復旧報告は同日午後6時時点では確認できず、依然障害が続いている。
Zoomで障害 Web会議つながりにくく
11月19日正午ごろから、Zoomで障害が発生しており、Web会議機能が利用しにくくなっている。


